yumulog

北海道の大学教員/情報科学研究者の日記

yumulog20周年記念パーティを開催します #yumulog20th

申し込みはconnpassにてお願いします

概要

  • 私のブログ yumulog の開設20周年を記念してイベントを開催します。
  • イベント内容はブログに特に関係なく、レンタルスペースを借りてみんなで集まってワイワイする会です
  • 開催時間中 (15〜21時) は入退出自由です。いつ来ていつ帰っても構いません。
  • 参加者向け情報はCosense(Scrapbox)にて共有します。参加申込後、URLが見れるようになります。

会場

食べ物・飲み物について

  • 軽食、アルコール、ノンアルコールを用意します
  • カリフォルニアのエンジニア達が運営するワイナリー SUNSET CELLARS のワインを提供します(家にある在庫(約10本)を放出します)
  • 食べ物・飲み物の持ち込みも歓迎です
  • 持ち込むものが決まっていたら、アンケートに記入してもらえると助かります
  • キッチン設備(ガスコンロ・冷蔵庫・作業台・洗い場・レンジ)が使えるので、会場で調理することも可能です
  • 食器は使い捨ての紙皿・割り箸のみです

参加費

  • ディスカウントプラン:1,000円:持ち込みアリの方、短時間(30分以下)参加の方
  • 通常プラン:2,000円
  • 支援プラン:3,000円〜
  • 剰余金は、研究室卒展の経費などに充てさせていただきます
  • 当日、受け付けにてPayPayでお支払いください
    • PayPay払い不可の場合は、現金も受け付けます

タイムテーブル

時刻 内容
15:00 開場
16:00〜 LT会(第1部)
19:00〜 LT会(第2部)
21:00 閉場

LT会

  • テーマは自由です
  • 発表時間は5分
  • 発表希望の方は、アンケートに記入してください

TechRAMEN 2024 Conferenceで「小麦圃場向けIoT気象センサデバイスを開発した話」を発表しました #techramen24conf

2024年7月27日(土)に開催された TechRAMEN 2024 Conference に参加して「小麦圃場向けIoT気象センサデバイスを開発した話」を発表しました。

流れ

@tomio2480 が「旭川に集合」とのことだったので行くことにしました。こういうのは初回に参加するのが面白いので。旭川にはもちろん何度も(数え切れないほど)行ったことがあるのですが、いつも日帰りするか、他の目的地の途中で寄るかがほとんどなので、旭川に泊まるのは初めてかもしれません。 参加するなら最大限楽しむというのをモットーにしているので、発表をしようと思ってプロポーザルを提出しました。募集が始まってすぐ書いて提出したので(募集開始ポストの43分後に出してますね)、一番乗りでした

発表

研究室の卒業生の辻永(@Gachal29)さんが開発した LTooL というプレゼンツールを使って発表しました。スライド・ポストまとめは以下の通り。興味を持って頂いたようでよかったです。

その他

たまに会う方と会ったり、X上でよく見かけていた方と初めて話したり、初対面の方と知り合ったりして、楽しく過ごすことができました。運営の皆さま、参加者の皆さま、ありがとうございました!

北海道フロントエンドカンファレンス2024にLTのプロポーザル「p5.jsはいいぞ 〜Webサイトとしてデプロイ可能なクリエイティブコーディングのススメ〜」を投稿しました #frontendo

08/24(土)に開催される北海道フロントエンドカンファレンス2024に、LTのプロポーザル「p5.jsはいいぞ 〜Webサイトとしてデプロイ可能なクリエイティブコーディングのススメ〜」を投稿しました。 来年度からWebフロントエンド演習という授業を受け持つ*1予定なのですが、Next.js、Nuxt.js、React、React Nativeなどのモダンなフレームワークを殆ど触ったことがない(かろうじてVue.jsを触ったことがある程度)ので、新しい知識を浴びる絶好の機会だと思って参加しようと思い、どうせ参加するなら何か話そうと思って、普段よく使っているp5.jsの話で申し込みました。

もういい歳だし、若者の発表枠を1つ減らしてしまうかもしれないと思って申し込むのを悩んだのですが、大学名をアピールしておくことで学生の就職に繋がるかもしれないと考えて、やっぱり申し込むことにしました。

プロポーザルの概要はこちら

 p5.jsは、Processing言語をベースにした、クリエイティブコーディングのためのJavaScriptライブラリです。簡単にグラフィックやアニメーションを生成し、Web上で動作するインタラクティブな作品を創出できます。Webエディタを利用すれば、環境構築なしに利用することができます。Webカメラやマイク、Web Serial APIなどを通じた外部デバイスとの連携も可能です。さらに、Google機械学習ライブラリMediaPipeを使い、物体認識や骨格認識などの機能をWebサイトに簡単に実装できます。

 LTでは、p5.jsの基本機能や活用事例を、実際のコード例を交えて紹介します。例えば、外部デバイス(M5Stack、toio)との連携、オーディオスペクトラムアナライザ、骨格情報を使用したゲームなどを取り上げる予定です。LTを通じて、p5.jsの可能性をお伝えできればと思います。

面白そうと思った方、ぜひプロポーザルページ内の★を押してください!(Forteeアカウントが必要です)

*1:実際には現在受け持っているモバイルアプリ演習という科目が名称変更するだけ

2023年度の振り返りと2024年度に向けて

いままでは年末年始に振り返りの記事を書いていましたが、業務が完全に年度区切りになったため、年度末に振り返ることにします。今年度は大学教員の3年目でした。まだ3年とは思えないほど、大変多くの経験をしています。大学着任が遠い昔のことのように思える・・・。

研究室運営

卒業した4年生は2期生で、私が着任してから通常フローで配属された最初の代です(昨年度卒業した1期生は私の着任前に配属が決まるというイレギュラーな配属でした)。5月に新型コロナウイルス感染症が2類から5類に移行し、昨年度まではできなかった様々な活動ができるようになりました。限界を決めずにやれるところまでやってみようと思い、学内外の研究室イベントもたくさん企画し、蒼天祭や展示会にも出展しました。6つの研究会・シンポジウムで16件の研究発表を実施し*1、いくつか賞もいただきました。

研究活動の内容は研究室Webサイトにまとめましたので、ぜひご覧ください。

個人研究

研究室としての成果は上述のとおりですが、研究室を持ってからも暦本(@rkmt)先生や宮下(@HomeiMiyashita)先生のように、主著の論文を出し続けようと思っています。国内のデモ発表でも良いのでなるべく毎年出せればと思っており、1,2年目は発表できたのですが、3年目の今年はついに出すことができませんでした。ただ、手を動かして何かを制作する時間は、わずかながら取ることができました。

授業

前年までとほとんど同じ科目だったのでやりやすかったのですが、 - ビギナーズセミナー I・II(1年生のクラス担任) が増えました。また、学部以外の授業として

  • 大学院 (1コマ)
  • 通信教育部 (1科目 × 4期 /担当教員4人)

が今年から加わりました。コマ数的にはもうわりといっぱいなのですが(学生が履修するコマより多いのでは・・・🤔)、来年度はさらに大学院の授業が2コマ増える予定です。大丈夫かな。

その他の学内活動

農業IoTセンサの開発

学内共同研究として、ドローンと地上センサのデータを用いた小麦収穫適期を実施しました。そのための地上センサを制作しました。記事がとてもわかりやすく、基本的にはこのとおりに制作しました。

SORACOMの機能を初めてきちんと使いましたが、可視化機能などとてもよくできていますね。利用料はそれなりにかかるのですが、それでも自前で作成・管理する手間を考えるとありがたいです。

フィンランド滞在

サバティカルの代わりのプチサバティカルとして毎年夏休みに学外で過ごすようにしようと思っていて、昨年度は公立はこだて未来大学に行きましたが、今年度はフィンランドヘルシンキとオウルに1.5週間ほど滞在しました。そういえば大学に着任してから初めての海外出張ですね。短期滞在というよりは訪問でしたが、アアルト大学、オウル大学、オウル応用科学大学を訪問しました。

MCCファブ整備

3Dプリンタやレーザーカッターを集約したファブスペース(MCCファブ)を学内に整備しています。今年度は仮運用のような形で走りながら運用してきましたが、来年度からはもう少し本格的に運用して行く予定です(引き続き走りながらにはなりますが)。また、その参考にするため、ファブラボ栗山の方々をお呼びしたり、国内外のファブスペースも見学させてもらっています。今年度は、北大テックガレージ、京都産業大学ファブスペース「RE:DIRECTION」、フィンランドのアアルト大学デザインファクトリー、FabLab Ouluなどを訪問しました。

学内業務

大学から任命された正式な委員としては

を務めました。表に出る仕事としてはアンプレが一番多く、アンプレトークでゲストを呼んだり、ビジネスプレコンのアイデアのプロトタイピングを行うイベント「コネクト2024」を開催しました。表に出ないアンプレ委員の仕事としてアンプレ入試の受験生メンタリング、入試試験官などもあります。

正式な委員の他には、昨年度の学生委員の名残で年度初めの新入生オリエンテーション(今年度からクラス担任の制度が大きく変わるので大変だった)の取りまとめを担当したり、卒業研究発表会インタラクティブ部門の準備を担当したりしました。

学外業務

主に学会関連ですが、以下のものを務めました。

  • 情報処理学会エンタテインメントコンピューティング(EC)研究会委員
  • 情報処理学会ユビキタスコンピューティングシステム(UBI)研究会委員
  • 情報処理学会論文誌編集委員(EC特集号、UBI特集号)
  • EC2023実行副委員長
  • EC2024実行委員長
  • インタラクション2024実行委員
  • ICMU2023 Poster and Demo Co-Chairs
  • 北海道 Society5.0 推進会議 データ利活用WGメンバー

プライベート

ほぼ仕事がプライベートみたいなものなので分けて書くようなこともあまりないのですが、ふりかえってみると以下のものがあります。

2024年度に向けて

いままでもこれからも、学生の成長を最優先にして、研究室運営に最も優先的にリソースを割いていくつもりなのです。今年度は限界を決めずに思いっきりやってみたところ、やっぱり限界も見えてきました。時間的な制約も大きいですし、私のリソース的を考慮すると持続可能とは言い難いところです。ノウハウの蓄積によってリソースを削減しても同じように活動できることもありそうですし、この3年間で、ゼミの配属から卒業サイクルまでのライフサイクルというのが徐々にわかってきたので、何を優先するか鑑みて活動していきたいと思います。学会以外の発表の場(Maker FaireやNT、ヒーローズリーグなど)への出展も考えていければと思っています。来年度は初の大学院生を持つことになりますし、引き続き新しいことにもいろいろ挑戦していきます。また、研究室運営に関する情報を研究室内のScrapboxに書いているのですが、だいぶ蓄積されてきたので、若手PIの参考になるように公開していければと考えています。

研究室活動以外では、2024年度からセンター長に就任するMCC(メディア・クリエイティブ・センター)の整備も優先度高くおこなっていきます。ファブスペースを使いたいと言っている学生はとても多いので、彼らが存分に活用できるように基盤として整備していきます。

学外では、情報大で開催するEC2024の準備が一番大きな仕事になります。シンポジウム自体の成功に加えて、せっかく情報大で開催するので本学の学生・教職員が学術シンポジウムにふれる良い機会にできればと思っています。

それでは、2024年度もよろしくお願いします

*1:卒業生、配属前学生含む