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北海道の大学教員/情報科学研究者の日記

北海道179市町村をイメージしたキャラクターをDALL-Eに描いてもらった

ちょっとやりたいことがあり、北海道の市町村をイメージしたキャラクターを全179市町村分DALL-Eに描いてもらいました。けっこう特徴をとらえたキャラクターが生成できて面白いです。ちなみにトップの画像のキャラクターは、上段左から札幌市、函館市江別市、下段左から千歳市富良野市釧路市です。

10〜20個くらいならWebでプロンプトを手打ちしてもよいですが、全市町村となるとさすがに手打ちする気にはならず、APIを叩きました。はじめてやったのですが、以下の記事の通りにGoogle Colabでやるとすんなりできました。

プロンプトに埋め込む北海道の自治体名は、こちらのデータを使用しました(CC-BY)

中型免許の8t限定解除を行いました

(記事を書くタイミングを逃して、もう2ヶ月ほど前の話になってしまったのですが)中型免許の8t限定解除を行いました。

取ろうと思ったきっかけは、マイクロバスが運転できると、研究室の活動で近場の交通の便が悪い場所にもみんなで行けると思ったからです。(長距離は運転しません!)

大学の近く(車で2分)のところにある江別自動車学校に通いました。自動車学校は大学生の時以来、21年ぶりですね。

講習7時間 + 補習1時間 + 検定2回で、かかった料金は約100,000円でした。講習の間隔が空くと感覚を忘れてしまうということで、かなり講習を詰め込んで、最初の講習から検定まで2週間で取れる予定でしたが、1回落ちて、プラス2週間かかったので、計1ヶ月でした。8t限定解除の講習は最小で5時間なのですが、トラックに慣れてないと5時間で取るのは厳しいです。

運転したいのはマイクロバス(だいたいAT)ですが、講習はMTの8tトラック(こういうやつ↓)で行います。 (画像は https://www.hino.co.jp/corp/news/2015/20150831.html より引用)

中型車の操作そのものよりも、MTが久しぶりすぎてギアチェンジに慣れるのが大変でした。一応、昔、MTのインプレッサ乗ってたんだけどな・・・。自動車学校に通い始める前に、レンタカー等でMT車の練習をしておくと良いでしょう。

検定は、S字、クランク、方向転換、隘路、路端停止という課題があります。YouTubeに動画がたくさん上がってます。講習時間が限られているので、イメージトレーニングにとても役立ちました。

忙しい中で時間を捻出するの大変でしたが(時間に余裕のある夏期休暇中に通えばよかった)、新しいことを習ってできるようになるというのは、この歳になるとなかなかないので、良い経験でした。移動手段の選択肢も増えるので、実利もあるし。

SORACOM Harvest Dataのデータが保存されない!?リソースからSIMを選ぼう

溶かした時間がもったいなかったので、他にも同じ内容でハマっている人たちのために書き残しておきます。(ツイートだけだと検索に引っかかりにくいので)

ゲームクリエイターを目指して大学に入学する若者へ

写真は https://twitter.com/yumu19/status/1647186147435745280 から (内容と無関係)

ゲームクリエイター職に関しての学生からのメールでの相談に返信したのですが、結構時間をかけて書いたので、その一部を編集して公開します。本学(北海道情報大学 情報メディア学科)にあわせた内容になっていますが、他の似たような境遇の方の参考になるかもしれません。なお、私自身はゲームクリエイター職に就いたこともゲーム会社に就職したこともないので、いままで見聞きした情報を統合してのコメントです(ソフトウェア開発職に就いたことはありますしUnityも使えます)。

ここから本編

ゲームクリエイターは人気職種なので新卒で就職できるのはごく一握りの人達で、そのような人達は大学1年生の頃から(中には中学生や高校生の頃から)ゲーム制作に取り組んでいます。しかし、大学でゲーム開発エンジンUnityを使う授業は、一番早くても2年後期のゲームプログラミング・演習です。大学1年生の頃からゲーム制作に取り組むのは、授業が始まってからだと間に合いません。 Unityはだれでも無料で使うことができます。貸与ノートPCでも、少し重いですが動かすことができます。例えば、以下のYouTubeチャンネル等で使い方がわかりやすく解説されていますので、参考にしながら、Unityの授業が始まる前に、ぜひ自身で取り組んでみてください。プログラミングを学ぶためにはモチベーションも大切なので、その点でも、Unityを自分で触ってみると良いと思います。

ただし、新卒でゲームクリエイター職に就職できなかったからといって、ゲーム制作が絶対にできないわけではありません。今は、開発や配布のためのツールが整っているので、会社に属さずに個人でもゲーム制作ができる時代です。別の仕事をしながら同人ゲームをつくってSTEAM等で販売したり、その実績が認められてゲーム制作会社に転職したりすることも可能です。

プログラミングを習得するには、時間が必要です。逆に言うと、時間をかけて学べば、プログラミングは習得できます(向き不向きはありますが)。続けていたら、ある時、スッとわかるようになるような瞬間があります。特に最初はわからないことが多くて、壁にぶつかって大変ですが、焦らずに少しずつ楽しんでプログラミングやゲーム制作を学んでいくと良いと思います。

補足

1年生からゲーム開発をしていないとゲームクリエイターになれないなら、1年生のうちにUnityを使う授業を行うようにカリキュラムを改変したほうがよいのでは、という疑問が浮かんでくるかもしれません。私も、半分くらいはそう思っているのですが、残り半分は、

  • 大学入学前にプログラミング未経験の学生を受け入れる素地を残す
  • Unityを学ぶことはゲームクリエイターに就くことだけが目的ではない

という2つの観点でこのままでもよいのかなという気もしています。ただ、高校の情報の授業でもプログラミングが必修となり、いまはちょうど過渡期でこれから状況は変わっていくと思います。