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北海道の大学教員/情報科学研究者の日記

対面の卒業研究発表会に初参加

情報メディア学科合同の卒業研究発表会でした。研究室の学生の発表については研究室Webサイトにまとめたので、私個人として参加した感想をこのblogにまとめておきます。

昨年はオンラインだったので、私は今年が初めての対面開催。口頭発表セッションだけではなく、他にインタラクティブセッション、ゲームセッション、映像セッションがあります。

私は午前中は口頭発表セッション、午後はゲームセッションの担当でした。卒研発表というと一般的には緊張感があるイベントで、口頭発表セッションはそんな感じです(質問はそれほど厳しくはないと思いますが)。それに対し、ゲームセッションは来場者みんながゲームをプレイするのでとても盛り上がっていて、終始にぎわっていてよかったです。最近Maker Faire的なイベントにあまり行っていないこともあって、自分の大学の学生が発表していること抜きにして純粋に参加者としてとても面白かったです。

情報メディア学科はゲーム制作を行うゼミもあり、ゲームを作りたくて入学する学生も多いため、このようなゲームセッションがあります。つくったものを楽しんでもらいフィードバックをもらう経験も、緊張感がある中で発表するのも、どちらも大事な経験なので、どちらの形式が良い悪いというわけではないのですが。両方の形式で発表する機会があるのがベストかもしれませんが、準備の労力が2倍になるので(学生ももちろんですが、教員も)、現実的には難しそうですね🤔

2022年に読んだ本

2022年は、通読した本は1冊だけでした。

2022年は、本当に時間が取れず。。。読んだ本も、読書というよりは、バーチャルリアリティ技術者認定試験のために読んだ本でした。これ以外にも読みかけた本は数冊ありますが。読みかけの本は昨年の積み残しに加えてさらに増えました。

忙しいと余裕の無さが読書量に如実に現れますね。今年はさすがにもう少し読みます。

2022年の振り返りと2023年に向けて

あけましておめでとうございます!今年もどうぞよろしくお願いいたします。写真は実家のねこです。

2022年は、教員生活1年目を終え、2年目に突入しました。3月には初の卒業生1名を送り出しました。仕事が完全に年度区切りになったので、年単位で振り返るのが難しいのですが、いままでどおり無理やり年単位で振り返ってみます。

研究室関連

研究室の活動はWebサイトにまとめていますので、こちらもぜひご覧ください

学会

「学生を学会に送り込む」ことを当面の最優先事項に掲げ、昨年度はインタラクション 1件、今年度に入ってからは、情報処理北海道シンポジウム 1件、CSS 1件、IOTS 2件の発表を行いました。3月開催のインタラクション2023にもデモセッションに2本投稿済です。

IOTSの2件の発表は学生奨励賞を受賞しました。いずれも学部3年生です。

ちなみに、CSSとIOTSはいままで参加したことがなく初参加でした。前職ではネットワークと(少しだけ)セキュリティがメインの研究分野でしたがこれらに参加する機会はなく、情報大に移ってからはHCI、UbiCompをメインの研究分野としてやろうと思っていたのにこれらに参加することになるとは。。。数奇な巡り合わせですね。

学会以外では、CODE BLUEのU-25セッションでの発表もありました

学生の研究だけではなく自分の研究も進めて年に1度は主著で発表したいと思っており、今年はEC2022で発表しました。サッカーが好きで、サッカー関連の研究をしたいと強く思っていたので、まず手始めに取り組んでみたという形です。学期中のため、まとまった実装時間は確保できないので、急ぎの仕事が片付いた20〜22時くらいの時間を使って毎日少しずつ実装を進めていました。きちんと実装も完了し、満足感が非常に高かったです。Meta Quest2アプリを実装するのも初めてだったのですが、実装方法がわかったので、VR方面への研究の幅も広がりそうです。

研究費

昨年度は外部研究費ゼロでしたが、今年度は外部研究費を頂いて研究することもできました。GMOインターネット財団の研究助成が採択 されました。研究室立ち上げ後初めての競争的研究費の獲得です。また、今年度、FirstFourNotes合同会社と共同研究を行っています。 FirstFourNotesの方々とは、Maker Faire Taipei 2018で同じブースで出展したご縁でつながっており、お声がけいただきました。

研究室Webサイトも少しずつアップデートし、共同研究募集のページも作成しました。企業にお勤めの皆様、興味がありましたら内容ご確認の上ぜひお問い合わせください。来年度、まだ確定しているものはありませんが相談中の案件が4件あり、これらが確定するとこれ以上お受けするのは難しくなりそうですので、ぜひお早めにお声がけいただければと思います。

ゼミ

今年度から、週1回の3年生ゼミに「スキルアップゼミ」という名前をつけ、研究やデモに必要なプロトタイプ開発のスキルを身に付けるためにp5.js、M5Stack、TouchDesigner、機械学習(Google Colaboratoryでseglearn)の演習を行いました。演習の2週間後には作品発表を行います。これを知っておけばなんとかなるという最低限の手持ちの武器が増え、短いサイクルでなんとか締切に間に合わせて 良かったのではないかなと思います。ただ、知っておくと良いことはまだまだたくさんあるので、来年はtoio、MyCobot、GameControllerizer、WebARなどを触って見る機会を増やそうかなと考えています。

授業関連

2年目なのでだいぶ慣れはしたのですが、昨年度は原則オンライン、今年度は原則対面だったので、初めてのことも多く勝手が違うこともありました。担当科目数も少し増えました。ほとんどの担当科目はプログラミングの演習系科目なのですが、座学科目で全学の1年生向けの授業「情報の世界」の3回分を担当しました。データに関する最新のトピックを詰め込んで紹介するとても濃い内容になったと思います。準備はとても大変だったのですが、自分の勉強の意味でもよかったです。Twitterハッシュタグを決めて授業への反応を投稿してもらうようにしてみたのですが、学生の印象もなかなか良かったように思います。講義資料はSpeakerDeckで公開しています。

非常勤講師として、北大で「情報学I」の授業を担当しました。全学の1年生向けの入門授業で、プログラミング(Python)の基礎やデータ分析などを扱います。情報大との違いが見えるなど、非常勤講師の経験はとても参考になりました。授業はかなりシステム化されていて、授業の準備時間や採点などにかかる時間も少なく、非常勤講師としてはかなり好条件でした。ただ、それでも、移動時間も含めるとそれなりに時間はかかるので、他のことに時間を使いたいと思い、来年度は担当から外れさせてもらうことにしました。今後、非常勤講師を引き受ける場合は、自分の専門分野に関わる内容に限ろうかと思っています。

授業やアンプレトーク(アントレプレナーシップセンター主催のイベント)で面白い話をしてくれそうな方を大学にお呼びして学生向けの講演をして頂く機会があり、授業では古川泰人(@Yfuru2454)さん、木原卓也(@tacck)さん、アンプレトークでは吉岡純希(@Junky_Inc)さん、西尾直樹(@nipio3)さん、菅原岳人(@tktsuga)さん、坪倉輝明(@kohack_v)さんにお声がけしてお話し頂きました。期待通りというか期待以上の面白い話をしてくださいました。ありがとうございました。

また、情報大にJゼミ(自主ゼミ)という正規のゼミとは別枠で何か活動を行う制度があり、今年度から情報大に着任した(10年以上前から知人の)辻順平(@tsujimotter)先生と一緒に「ものづくりゼミ」を月1回開催しています。他学科の学生も多数参加し、研究室のゼミとは違った楽しさがあります。いつかMaker Faireに出展したりできるといいですね。

その他

学外の委員会仕事は、掛け持ちが多く以前よりキャパオーバーだと感じており、新規の依頼は基本的にはお断りしました。もっと忙しい先生もいる中で恐縮ですが、「ボランティアなので」の精神で、強い心を持ってお断りしています。任期を終えて退任した分の負担が減り、昨年もなんとか1年乗り切りました。来年(2024年)に重めの仕事を担当することが確定しており、今年はその準備にリソースをかけることになりそうです。

新たな挑戦として、他大学に短期研究滞在するプチサバティカルを今年から始め、夏休みに公立はこだて未来大学に1週間滞在しました。期間が短く、できることは限られていましたが、とても良い刺激になりました。滞在中は、特に角康之(@y_sumi)先生には大変お世話になりました。改めてありがとうございました。プチサバティカル、いつまで続けられるかわかりませんが、今後も毎年続けていきたいです。

今年度からは学会の多くが対面での開催となり、出張が増え、昨年と比べてとても忙しくなったと実感します。同時に、対面で意見交換ができて有意義であることも実感するのですが。昨年と比べて、単純に担当授業や研究室の学生数が増えたというのも忙しくなった原因としてあると思います。

あとは、

学会だけでなく、いろんなイベントも対面開催が大幅に増えましたね。

仕事以外

ここまでほとんど仕事関係の話ですが、仕事以外だと、昨年末からピアノを習い始め、月2回レッスンを受講しています。完全に初心者からスタートだったのですが、少しずつ上手くなっていって楽しいです。ただ、これも、もともと出張が無く時間に余裕があることを見越していたのですが、出張が入り時間に余裕がなくなってきて、ここ数ヶ月は練習時間がほとんど取れていないので来月でやめることにします。

抱負

研究室が3年目となるので、これまでの経験を元に運営を軌道に乗せていきたいと思います。大きな新しい挑戦というのはあまり無さそうですが、昨年までで良かったところはキープしつつ、さらにアップデートを進めていきたいと思います。これまで無かった国際会議への投稿・参加も少しずつ増やしていければと思っています。デモ・ポスター発表であれば研究ネタとしてはそれほど障壁はないと思っているので、あとは英語執筆のハードルと、資金繰り、スケジュールなどをクリアしていきたいです。

あとは、とにかく、自分の時間の確保を最優先にしていきたいです。時間と心の余裕がないと、良いパフォーマンスが発揮できないので。上述の通り非常勤講師やピアノをやめたりしていますが、その他にも、授業の準備や学内外の仕事を質を落とさずに効率化し、時間を捻出していきたいと思います。

さて、今年は30代の最後の1年ですね。40代とか、どうなってるのか全く想像つかなかったけど、あと少しだ。ヤバいね。

第5回U-16プログラミングコンテスト 札幌大会の作品部門の審査員長を務めました #u16procon

第5回U-16プログラミングコンテスト 札幌大会の作品部門の審査員長を務めました。作品部門も競技部門もとてもレベルが高く、U-16プロコン参加者のような若者たちに、ぜひ情報大に来てほしいなーと思いました。

作品部門は、UnityやScratchやWebでつくられた素晴らしい作品が応募され、レベルが高くどの作品もとても面白かったです。

作品部門の他に競技部門もありました。競技部門はCHaserというエージェント型の対戦プログラムで競います。CHaserというものがあることは知っていたのですが、競技を実際に見るのは初めてでした。行動パターンは単純ですが、考慮することが非常に多く、奥が深くてめちゃくちゃ面白かった。対戦を観ながら、どうすれば最強のエージェントが作れるか、頭の中でめっちゃ考えてました。