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北海道の大学教員/情報科学研究者の日記

ぼくとわたしとニコニコ学会β(前編) #ニコニコ学会

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2011年12月から始まったニコニコ学会β。設立時から「5年で解散します」と宣言していた通り、昨年12月の第9回が最後のシンポジウムとなり、今年12月で解散となりました。ちょうど本日、実行委員会解散式が行われました。

この5年間、自分がニコニコ学会βにどう関わっていたかという、個人的な記録です。 第9回シンポジウムのマッドネスマックスで発表した のですが、3分では全然足りなかったので、改めてblogにまとめました。

タイトルの元ネタは 時報のメロで、「ぼくとわたしとニコニコ動画」【ヒャダイン】 by ヒャダイン 歌ってみた/動画 - ニコニコ動画 です(念の為)。

ちなみに、ニコニコ学会βが始まる前は、江渡さんの存在は知っていたけどどういう人なのかあまり知らなくて、「サッカーW杯のときにTwitterのアイコンを(カメルーン代表の)エトーにしていた人」という印象が一番強く残っていました。

第1回シンポジウム in ニコファーレ (2011/12/06)

ということでスポンサー枠で運良く現地で見ることができたのですが、その後のニコニコ学会βの代名詞ともなる「研究100連発」と「研究してみたマッドネス」が本当に面白かった。その中でも、一番衝撃だったのが @ 先生の発表。ニコニコ学会βのちょっと前に当時宮下研の @ と知り合っていて、彼の指導教員ということでお名前だけ存じ上げていたのだけど、情報科学の研究者なのにカビの生え方を調べる研究やシダ胞子の適用限界についての研究を発表していて、なんなんだこの人は!?!?と思った。

第2回シンポジウム in 超会議 (2012/04/28-29)

第1回シンポジウムを見たときの衝撃がすごくて、これは見てる場合じゃない!参加しないと!と思い、第2回シンポジウムではポスターセッションが新設されたので、マッドネスは敷居が高いけどポスターならということで申し込むことに。ネタがなかったけど、何か出したいと思って、枕にシリコンキーボード敷いて寝返りセンサにするというネタを無理やりひねり出す。実装したのが申し込み締切前日、シリコンキーボードを秋葉原で買って動画を撮影したのが申し込み締切当日とかだった気がする。とにかくギリギリだった。

ポスター発表はいろんな意見がもらえてすごく楽しかった。そしてコメントリアルタグ(ふせん)がすごくよかった。すでに言われつくされてるけどあのシステムは素晴らしい!ニコニコ超会議自体がこれが第1回目の開催で、それに参加できたというのも今思うとすごくよかった。

ニコニコ学会β合宿(2012/08/19-20)

この合宿まではニコニコ学会界隈の知り合いほとんどいなかったので参加するのを躊躇ってたのだけど、逆に合宿型イベントは知り合いを増やす良い機会なのではと思い直して、参加することに。この読みが大当たりで、バス停から会場の方向がわからず、同じ状況だった @ さん @ さんと3人で会場に向かったり、朝食の席が @ 先生と一緒になって話したり、昼食でカレー屋に入ったら注文でてくるのが遅くて集合時間ギリギリになって、 @ さん達とバスまでダッシュしたりした。後にFMSで仕事を頂くことになる @ 先生とちゃんと話したり、@ と初めて会ったのもここが初めて。

合宿はアンカンファレンス形式で、tksさんとHAKUTO(当時はWhiteLebelSpaceJAPAN)の袴田さんがやった宇宙系セッションで、高須さんが言っていた「『宇宙ヤバイ100連発』セッションをやりたい」という言葉がすごく残っていて、これは後に「ニコニコ学会β宇宙研究会」という分科会を立ち上げたり、第7回シンポジウムで「野生の宇宙研究」セッションを開催するきっかけになった。

第3回シンポジウム in ニコファーレ (2012/12/22)

第1回と同じくスポンサー枠での参加なのですが、今回はPV流すのに加え、ロビーでスポンサーデモを行ってました。笑顔に応じてコインがもらえて、そのコインをチョコに交換できるというシステムです。会場で他に時間を潰すコンテンツもなかったため、ほとんどの来場者・登壇者に体験してもらえたのではないかと思います。

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この第3回のマッドネスは @ さんの「ゆきりん」が初登場した伝説の回で、その他にも本宮 @ くん早口プレゼンで初登場したり、@ニコファーレをチカチカさせたり、SHIRI が登場したりと、いろいろ神回でした。

第4回シンポジウム in 超会議2 (2013/04/27-28)

この回はポスターセッションで出すネタも無くふつうにスポンサー枠参加しようと思ったのですが、せっかく参加するなら何かしらの形で関わった方が面白いはず!ということで「ボランティアスタッフ」で参加しました。スタッフ白衣を着た初の回ですね。この回は、もともとすごくファンだったクマムシ博士の @ さんが登壇する「むしむし生放送」 がすごく楽しみで、堀川さん以外にもバッタ博士の前野ウルド浩太郎 @ さんらが登壇し、ニコニコ学会β史に残る伝説のセッションとなった。

サマーキャンプ2013 & 夏の自由研究 (2013/08/17-18)

昨年に引き続きアンカンファレンス形式のサマーキャンプに参加。開催前に岡本 @ さんからファシリテーターの依頼をされたので、ファシリテーターを務めました。この辺から徐々に中の人感が・・・。簗瀬 @ さんと初めて会ったのもここ。

この年は、サマーキャンプの終了直後に「夏の自由研究」という展示型のイベントが開催され、そこで「Personal Cosmos」の展示もしました。いま振り返って見ると、後に野生の宇宙研究セッションをやる HAKUTO や kikyu.org も展示してますね。

第4回シンポジウムまで、運営委員は固定だったのですが、このサマーキャンプ付近から次回(第5回)シンポジウムからは運営委員に有志メンバーを募集するという話になっていったような気がします。サマーキャンプ後の打ち上げで、岡本さんに「Twitterとかやりますよ!」といった記憶があります。

第5回シンポジウム in ニコファーレ (2013/12/21)

この回から運営委員として参加。なぜか広報委員に割り当てられた。全体ミーティングの他、広報委員の伊予柑 @ 、高橋 @ さん、花見さんと一緒にオンライン/オフラインでミーティングを定期的にやってた。開催前に登壇者紹介のTwitter告知を結構がんばってやってたような気がする。

というのと、マッドネス登壇者として初登壇。ネタ的に微妙かなーと思ったけど、シンポジウム開催日がちょうど30歳の誕生日だったのでなんとか登壇したいと思って応募。通ってよかった。このときのマッドネスのオープニング、高井さんが気合入れてつくってたので今までで一番かっこよかった。この回に登壇できてよかった。 終了後の打ち上げでもケーキで祝ってもらった。

この時は(この時からだっけ?)当日の打ち上げの他に1週間後にアフターパーティが開催されたのだけど、マッドネス登壇者同士でTwitter上で盛り上がってデモ展示をやる段取りを勝手に進めていき、実際にプチ展示をやった。いままではマッドネスの発表作品を触れる機会がなかったので、これはとてもよかった。

長くなったので前編と後編に分けます。第6回シンポジウム以降は後編で。後ほど公開します。