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北海道の大学教員/情報科学研究者の日記

2013年に読んだ本10選

今年は37冊読んだようです。昨年は36冊読んだのでほぼ同じ。

アート・オブ・プロジェクトマネジメント

アート・オブ・プロジェクトマネジメント ―マイクロソフトで培われた実践手法 (THEORY/IN/PRACTICE)

アート・オブ・プロジェクトマネジメント ―マイクロソフトで培われた実践手法 (THEORY/IN/PRACTICE)

プロマネ本をいくつか読んだが、その中ではこれがベスト。ボリュームも相当あるし、迷ったらこれを読むと良いと思う。

マネー・ボール

マネー・ボール (RHブックス・プラス)

マネー・ボール (RHブックス・プラス)

オークランド・アスレチックスの試合を見に行ったので、その前に予習して読んだのだが、すごく面白かった。野球好き、データ好き、「勝利数を投手の実績の指標にするなんておかしいじゃん!」と思っているような人にオススメ。

天地明察

天地明察(上) (角川文庫)

天地明察(上) (角川文庫)

天地明察(下) (角川文庫)

天地明察(下) (角川文庫)

めちゃくちゃ面白かった。「天文」「地理」「数学」「囲碁」あたりのキーワードに反応する人は絶対面白いと思う。

マイクロモノづくりはじめよう

マイクロモノづくりはじめよう ~「やりたい! 」をビジネスにする産業論~

マイクロモノづくりはじめよう ~「やりたい! 」をビジネスにする産業論~

Maker 系の本をいくつか読んだが、日本での製品化事例が挙げられ、これが一番読みやすくてよかった。

不格好経営

不格好経営―チームDeNAの挑戦

不格好経営―チームDeNAの挑戦

南場さんとDeNAの経営にはずっと興味があったので、とても面白かった。すごく読みやすく書かれていて、上手な文章だと思った。

発想する会社!

発想する会社! ― 世界最高のデザイン・ファームIDEOに学ぶイノベーションの技法

発想する会社! ― 世界最高のデザイン・ファームIDEOに学ぶイノベーションの技法

デザインコンサルティング企業IDEOの本。事例がたくさんあって写真もあって、いろいろと参考になるところが多すぎてすごく面白かった。IDEOで働きたい。

人工衛星をつくる

人工衛星をつくる−設計から打ち上げまで−

人工衛星をつくる−設計から打ち上げまで−

日本大学の宮崎先生が書かれた本。最近人工衛星の話を聞く機会が多く、知らないことがいろいろあるので一度ちゃんと勉強しようと思って読んだら、めちゃくちゃ面白かった。実際のCubeSatのプロジェクト(SEEDS-I/II)の実例にそって、人工衛星を作って飛ばすには何をすればいいか書かれている。CubeSat が初めて打ち上げられたのが2003年というごく最近のことで、しかもそれを成功させたのは日本の大学の研究室(東大中須賀研と東工大松永研)ということも知らなかった。

工学部ヒラノ教授

工学部ヒラノ教授 (新潮文庫)

工学部ヒラノ教授 (新潮文庫)

id:mamoruk さんの 武蔵野日記 で度々登場するので、面白そうと思って読んでみたら、想像以上に面白かった。小説風に書かれているものなのかと思っていたら、フィクションなのは「ヒラノ教授」という名前だけで、あとはノンフィクションそのもの。

はみだす力

はみだす力

はみだす力

スプツニ子!さんの本。数学科行ったり、芸大行ったり、メカ作ったり、いろいろやってて面白い。

ナウシカの飛行具、作ってみた

すごく面白かった。八谷さんの生い立ちが書かれている第3章など、いろいろ参考になる。