世界で勝負する仕事術 最先端ITに挑むエンジニアの激走記 (幻冬舎新書)
- 作者: 竹内健
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2012/01/28
- メディア: 新書
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これもちきりん先生 (@InsideCHIKIRIN) に先に書かれてしまったーw
東芝でフラッシュメモリの研究開発して、チームリーダとして営業したり工場立ち上げを引っ張ったり。その間にスタンフォード留学で MBA 取得と、論文博士で博士号も取得。そして東芝を退職して、東大で准教授をしている竹内 健 氏(@kentakeuchi2003)の半生記。
この経歴だけでご飯3杯くらい食べられそうだが、ちきりんさんがタイトルを「エンジニア人生のリアル」としているように、すごく具体的な仕事内容が書かれていて、とても面白い。毎日通勤の電車(片道10分)で読んでいたのだが、続きがもっと読みたくて電車を乗り過ごそうかと思ったくらい(ぐっと耐えた)。
入社当時に全然日の目を見なかったフラッシュメモリの開発の話とか、チームが解散になっても会社に黙ってこっそり研究を続けて論文書いてたこととか、MBA 留学させてもらうときに人事部と揉めたこととか。フラッシュメモリという製品の特性上、みんな大好き Apple の話もちらほら。
博士に進学せずに東芝に入社すること、MBA 取ること、東大に移ること、すべて1日で決めたそうだが、なぜそう判断したかもきちんと書かれている。参考になります。
メーカーで研究開発してる人はすごく共感できる内容になってると思うので、ぜひ読むといいと思う。東芝で働いてる人ならさらに3倍くらい楽しめるはずw