前にコンサルティングという仕事が優秀な人を惹きつける理由が気になると書いた通り、コンサルの仕事内容とその魅力が気になっていたので、適当な本を探して読んでみた。コンサルの手法について書かれた本は多数あるが、コンサルの業務そのものについて書かれた本はあまりない。この本はコンサル志望者や専門外の人に業務内容を説明するもので、まさにぴったり。おかげで、なんとなくではあるが把握することができた。
- 作者: 神川貴実彦
- 出版社/メーカー: 日本実業出版社
- 発売日: 2008/05/10
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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コンサルの仕事は、「戦略立案」「業務改善」を提供すること。これはイメージ通り。その範囲は
- 人事
- 社内ITシステム
- M&A戦略
- R&D戦略
など、多岐に渡ることが書かれている。コンサルにも戦略系、IT系、組織人事系などに分類できることもわかった。さらに、コンサルの1週間のタイムテーブルが数パターン書かれていて、より具体的にイメージすることができた。(多くが週6〜7日勤務で9時〜0時とか、激務すぎる。。。)
コンサルの業務をなんとなく把握したところで、改めてコンサルの魅力について考えてみると、おそらく
- 企業の役員クラスと対等な立場で話すことができる
- 企業経営の視点で戦略を考えることができる
という点が若い優秀な人を惹きつけるのではないだろうか。企業の役員になるには企業に長い間勤めて出世するか、起業するかだ。大企業の場合、役員と話すことすらなく定年を迎えることだって十分にあり得る。それを若いうちから経験できるのだ。たしかに、これは面白い。
コンサルという仕事にますます興味が出てきた。激務で寿命を縮めてまでやりたいとは思わないけど(笑)