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北海道の大学教員/情報科学研究者の日記

計画停電のため帰省


ご存知のとおり、本日から関東で計画停電が始まりました。

なんのための停電か

福島原発の停止により、電力供給が足りなくなりました。電力需要が供給を上回ると、停電が起こります。不慮の停電や大規模停電になってしまうと、混乱が生じ復旧までに時間がかかります。そうならないために、計画的に一部地域を停電させ、電力需要を強制的に抑えます。電力消費のピークが来る昼間を中心に行います。

電力は貯められない

電力は、基本的には貯められません。発電した電力はそのまま使います。(蓄電池というものもありますが、発電に対し十分な容量はなく、また、損失率も大きいです。発電所の余剰電力の蓄積に使われる揚水発電では30%の損失。)


もう一度言いますが、電力は貯められません。今日節約しても、明日使用できる電力はそれほど増えません。電力消費が大きい昼間の消費電力を抑えることが重要です。昼間の使用が予想されることで他の時間帯にできること(機器の充電、掃除洗濯等)は深夜・早朝の消費電力が小さい時間帯にやってしまいましょう。(もちろん、騒音には配慮して。)

帰省しました

今朝は、出社しましたが、職場は午後に計画停電の地域に入っており、10時くらいに解散となりました。明日以降の勤務については、今晩指示がくるということで、この時点では未定です。(※20時過ぎに明日は自宅待機との連絡がありました。)


特に根拠のない、入社3年目社員の経験による勘ですが、2〜4日間は休業、その後1〜2日間かけて業務システムの復旧・停電対応をしていくのではないかと考えています。仮にこれだけ長く業務ができない状況が続くなら、帰省してしまって良いんじゃないかと思い、節電のため、停電による不便の回避のため、そして食糧確保のために実家がある札幌に帰省することにしました。


思い立ってすぐ羽田に向かったのがよかったです。スムーズに移動でき、17時半には実家に到着しました。出るのが遅れていたら、京急の運休に巻き込まれて移動がもっと大変になっていたはずです。

帰省のススメ

実家が関東以外にある方は、思い切って帰ってしまうのも手です。関東にいないことが一番の節電になります。一応、自分が帰省しても(急に職場に復帰できない環境にいても)問題ないことは確認して下さいね。例えば、

  • 職場の業務復旧に人手がそれほど必要ない
  • 今後の業務に関して意思決定する立場にない

等。


今後の業務計画については、会社から具体的な指示がないところが多いかと思います。会社の指示を待っていたらなかなか動けないと思いますので、あくまで自己責任で。