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北海道の大学教員/情報科学研究者の日記

2014年に読んだ本

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今年は22冊読んだようです*1

98冊(2010)→50冊(2011)→36冊(2012)→37冊(2013)→22冊(2014)と、年々減ってます。 移動時間を読書にあてているので、読む時間はそれなりにあるんですが、最近読むのがちょっと面倒になってきたんですよね。飽きたのかな。本読む気が起きないときは、Twitter見てたり、マンガ借りて読んだりしてます(マンガは冊数にカウントしてません)。あと、本も紙じゃなくてKindle(iPhoneアプリの)で読むことが増えました。Kindle対応増えてきたし、自分で買う時はもう全部Kindle版(あれば)ですね。

今年読んだ本からオススメを7冊紹介します。

バイオパンク

バイオパンク ―DIY科学者たちのDNAハック!

バイオパンク ―DIY科学者たちのDNAハック!

今年最もインパクトあった本。アメリカのバイオハッカー達のDIYバイオ文化を紹介。この世界全然知らなかったのだが、自分が目指してたものととても近くてすごく面白かった。

世界を変えるビジネスは、たった1人の「熱」から生まれる。

世界を変えるビジネスは、たった1人の「熱」から生まれる。

世界を変えるビジネスは、たった1人の「熱」から生まれる。

リバネス 丸(@) さんの著書。リバネスのコアビジネスなんだろう?とこれ読むまで疑問だったのだけど、コアビジネスで稼ぐのではなく、一人ひとりが独立採算でやっているということがわかった。QPMI(Question、Passion、Mission、Innovation)サイクルの考え方が素晴らしい。「熱」(パッション)は大事なリソースなので、それをうまく引き出している、

アート・オブ・コミュニティ

アート・オブ・コミュニティ ―「貢献したい気持ち」を繋げて成果を導くには (THEORY/IN/PRACTICE)

アート・オブ・コミュニティ ―「貢献したい気持ち」を繋げて成果を導くには (THEORY/IN/PRACTICE)

Ubuntuコミュニティを例にとり、ボランティアコミュニティの運営手法について書かれている。これだけの膨大な量の経験や手法をまとめていて、本当に素晴らしい本。

人を助けるすんごい仕組み

ふんばろう東日本支援プロジェクトのマネジメント事例の紹介。そもそもこのプロジェクトのことをよく知らないまま読んだのだけれど、プロジェクトもすごいし、これだけの大規模プロジェクトが上手く回ったというのもすごい。「東日本支援」という大目標があったからこそなのだと思う。ボランタリーな組織運営にはたくさん関わってきたけど、その教訓がたくさん詰まっていると感じた。ボランタリーな組織でのプロジェクトマネジメントは仕事でのプロジェクトマネジメントとは異なる部分がたくさんあり、気をつけるべき点がたくさんある。

未来を変える天才経営者 イーロン・マスクの野望

PayPal、Tesla Motors、SpaceXの創業者のイーロン・マスク氏の本。本当にすごい人だと思った。

静かなる革命へのブループリント

静かなる革命へのブループリント この国の未来をつくる7つの対話

静かなる革命へのブループリント この国の未来をつくる7つの対話

宇野常寛(@)さんの、7人へのインタビューを対話形式でまとめた本。落合(@)さんパート目当てで買って読んだのだけど、それ以外のチームラボ猪子さんやzeCOO根津さんなどの話もすごく面白かった。

白井博士の未来のゲームデザイン

白井暁彦(@)先生の著書。アートやフランス文化、VR文化などから、「ゲームとは何か」を考える視点をたくさん与えてくれる。何より情報量が豊富。そして、白井先生の経歴もすごく面白い。

*1:読みかけのものも5冊ほど・・・