2014年10月11日(土)〜12日(日)に大学セミナーハウスで開催された、『デジタルアートセミナー #3 openFrameworksで学ぶ、クリエイティブ・コーディング』(通称oFセミナー)に参加しました。
http://seminarhouse.or.jp/digital_art/
openFrameworks(oF)は、4ヶ月くらい前にVRMixerを実装するのに使い始めたのがきっかけで、C++で結構簡単に書けるのが気に入って最近良く使ってます。キーボードプロジェクションマッピングもoFで実装しました。
セミナーの開催はTwitterで流れてきて知ったのですが、「プロジェクションマッピング」「映像制作ソフトとの連携」など面白そうなテーマなのと、講師陣が藤本( @naokiring )さん、田所( @tadokoro )さん、比嘉( @satoruhiga )さんなど、WEBで情報をとても参考にさせてもらっているすごい方達なので、即参加を決めました。講師、スタッフ、参加者合わせて100人以上!
oFセミナーではなくoFフェスになりつつある。
— 藤本直明/FUJIMOTO Naoaki (@naokiring) 2014, 10月 9
関連資料情報(随時追記します)
- 田所さん:デジタルアートセミナー#3 openFrameworksで学ぶ、クリエイティブ・コーディング | yoppa org
- ひつじさん:oFセミナー資料|ひつじ|note
- 神田さん:Ryo Kanda presentations
- 比嘉さん:satoruhiga/ofws20014 · GitHub
セッション1 : openFrameworksとPure Dataの連携
セッション1は、初・中級者コースの「openFrameworksとPure Dataの連携」に参加。講師は 神田( @Kezzardrix )さん。
Pure Dataを全く使ったことがなかったので、初めて使ってみるいいきっかけになると思ってこっちを受講しました。Pure Dataに加え、oFとの連携に使うOSC(OpenSound Control)というプロトコルも初めて知りました。チュートリアルもあり、おおまかに使い方を把握することができました。以前Quartz Composerを使っていたことがあるので、ビジュアルプログラミングは結構馴染みあるので、抵抗なく使えそうです。音系の制作はあまり縁がないのですが、何かの機会に使ってみたいと思いました。
OSCつかって遠隔にメッセージを送ってみる演習。
.@yamac さんに遠隔送信ww #ofseminar #ofseminarA https://t.co/oDOrCiWrHg
— 湯村 翼 /Tsubasa YUMURA (@yumu19) 2014, 10月 11
セッション2 : Shaderテクニック
セッション2は、上級者コースの「Shaderテクニック」に参加。GLSLを知らないどころか、Shaderって何なのかちゃんと知らない状態で参加したのですが、藤本さんの資料には「Shaderとは」という原理的なところから説明して頂いたのでとても助かりました。
ひつじ( @loveandsheep145 )さんチュートリアルで使ったofxPostGlitchはすごく簡単にグリッチ等のエフェクトをかけられることがわかったので、今度いろいろ使いたい。
ofxPostGlitchでエフェクト #ofseminar #ofseminarB https://t.co/ALHq9pWqm4
— 湯村 翼 /Tsubasa YUMURA (@yumu19) 2014, 10月 11
神田さんのGLSL講義資料。
内容の詳細は @shu223 さんの記事を参考に
セッション3 : 自己紹介&ショートセッション
セッション3は、講師、TA、参加者が、事例紹介等のトークをするセッション。 講師やTAの方々を中心に、みなさん仕事や趣味でoFを使った作品を
どれもクオリティが高くてカッコいい。
オフレコ話があったり、うなぎが飛んだりして楽しかったです。
eel motion www うなぎテロだw https://t.co/HvB6iaRgYL #ofseminar
— 湯村 翼 /Tsubasa YUMURA (@yumu19) 2014, 10月 11
僕も、自己紹介がてらしゃべってきました。
@yumu19 さんのMacのキーボードにプロジェクションマッピングするやつ登場!#ofseminar pic.twitter.com/5N2fXaHAwL
— YAMAZAKI, *Haruki (@yamac) 2014, 10月 11
セッションは午前3時すぎまでやっていて、3〜4割くらいは最後まで残っていた感じでした。
oFセミナー。まだまだ午前3時。 #ofseminar pic.twitter.com/G1oNKGo826
— 藤本直明/FUJIMOTO Naoaki (@naokiring) 2014, 10月 11
セッション4 :プロジェクションマッピング
セッション4は選択ワークショップ。コースA「プロジェクションマッピング」を選択。今回一番楽しみにしてたセッションのひとつ。ofxQuadWrapの使い方などを実際に触りながら学びました。
QuadWarpのexample。猫の画像を投影できる。 #ofseminar #ofseminarA pic.twitter.com/8z5fipCaBG
— 湯村 翼 /Tsubasa YUMURA (@yumu19) 2014, 10月 12
oFでつくっているキーボードプロジェクションマッピングは、投影映像の位置調整などはまったくやっていない(プロジェクターとキーボードの調整を頑張っている)のですが、ofxQuadWrapを使えば簡単に調整機能付けられそうなので、早速使ってみたいと思います。 ひつじさん講義資料
内容の詳細は @shu223 さんの記事を参考に
セッション5 : openFrameworksと映像制作ソフトの連携
セッション5はIllustrator、AfterEffect、Cinema 4Dといった画像・映像制作ソフトとの連携。
比嘉さんの講義資料とサンプルファイルはこちら
イラレでつくったpdfを読み込んでテキストのパスをアニメーションで描画したり。
テキストのパスを描画。たのしい。 #ofseminar https://t.co/k862x9PYfj
— 湯村 翼 /Tsubasa YUMURA (@yumu19) 2014, 10月 12
AEも興味あるのでいつか触りたいなあ。
セッション6:映像解析によるインタラクション
openCVなどを使った映像解析に関するセッション。オプティカルフローの描画を試したりしました。
たのしい。 #ofseminar https://t.co/BzqQ4aZAFw
— 湯村 翼 /Tsubasa YUMURA (@yumu19) 2014, 10月 12
田所さんの講義資料
ひつじさんの講義資料はこちら
延長セッション:遅延レンダリング
終了後、興味ある人だけで残って遅延レンダリングセッションが開催されました。内容はあまり理解できませんでしたが、すごいことはわかりましたw
すごいww #ofseminar pic.twitter.com/VOy5Mihm7K
— 湯村 翼 /Tsubasa YUMURA (@yumu19) 2014, 10月 12
大学セミナーハウス
京王北野駅からバスで10分。バス停から徒歩5分。バスが激混みだったことを除けば、すごく行きやすい場所だと思います。静かで、部屋も綺麗で、ご飯も美味しくて*1、よかったです。
夕飯! #ofseminar pic.twitter.com/vAN3LD2qzo
— 湯村 翼 /Tsubasa YUMURA (@yumu19) 2014, 10月 11
講義室と宿泊棟はこんな新しいコンクリートづくりの建物。(他の建物もあります) #ofseminar pic.twitter.com/q6suM4JCnO
— 湯村 翼 /Tsubasa YUMURA (@yumu19) 2014, 10月 11
まとめ
1つのセッションで講師が2〜3人くらい交代で担当するという非常に濃いセミナーでした。しかも途中まではパラレルセッションで進むという。裏のセッションにも参加したいやつたくさんあった!
oF歴半年未満でaddonなど知らないことがたくさんあったので、便利そうなaddonやXcode Pluginをたくさん知ることができたのがすごい収穫でした。最近oFよく使ってるのですが、あまり外向きな活動ができていないので、これからもう少しブログ書いたり、addon作って公開してみたいなと思いました。
oFの集まりだけあって、インスタレーションやメディアアートを制作している人がかなり多く、自分がよく顔を出しているソフトウェアエンジニアやMakerの集まりとはまた違った層でした。インスタレーションの事例はYouTube等で結構見てきたつもりで、最近はマンネリを感じていたのだけど、単に僕が知らないだけでした。すごい制作事例まだまだたくさんあるんですね。
宿泊イベントは話す時間がゆっくりあっていいですね。リアルでなかなか合わない @shu223 さんともいっぱい話せました。宿泊部屋もランダムの3人相部屋。全員初対面だったのですが、1人が地球惑星科学科の学生という偶然w2日目のコーヒータイム懇親会もよかったです。アルコール入らない懇親会好きです。
今回、申し込みが多数だったことに加え、会場の予約トラブル*2も重なり、想定よりもだいぶ多い人数での開催となったようです。藤本さんはじめ、講師、スタッフの皆さん本当にありがとうございました。