yumulog

北海道の大学教員/情報科学研究者の日記

きみっしょん2日目

今日、ちょーーー楽しかった。

ですが、明日の朝も早いのでぶぁーーっと書きなぐります。



2日目の今日は、午前中は所内見学とか。自分は今回はついていかずにミーティングとか図書係の仕事とかやってました。





で、午後からいよいよ高校生のミッション作り開始。



ミッション作りが始まる前にも、昨日の夕飯とか今日の朝とかにちょこーっと各人がやりたいミッションについて話し合ったりしてたんだけど、それぞれやりたいミッションがバラバラで「まとまるのかなー」と不安でした。



で、実際にミッション作りが始まってからもやはりやりたいテーマが「宇宙生物」、「オゾン層修復」、「デブリ回収」などとバラバラで話があまりまとまらず。



話し合いの様子

kimission1




ふと隣の班に目を向けると「惑星大気」、「惑星探査」など自分の興味ありそうな単語が並んでいて面白そうだなー(自分は惑星系のミッションに関わりたかったが、自分の研究分野が磁気圏プラズマでは惑星系の班に配属されないだろうと思って「学部時代は惑星の大気や形成過程を〜」などと書いた。が、結局その惑星系の班には配属されなかったorz)とか思ってました。



しかし、話し合いも次第に収束してきて「宇宙空間で植物を育てる」と「オゾン層修復」が残り、さらに「宇宙空間で育てた植物の発生する O2 でオゾンを生成してオゾン層を修復する」という融合案が生まれた瞬間、心の中で



キタ━━━━(゚∀゚)━━━━



でした。本当に「ゾクッ」とする感動を覚えました。

しかもオゾン層といえば高層大気の分野なので自分の研究内容が活かせる!どうせプラズマ関係のミッションなんて無いだろと思ってただけに本当に感動。





意見がまとまるかどうかとても不安だったうちの班でしたが、結果的には他の班よりも早く方向性が定まり、最も早く作業(本やインターネットで情報を集める、パワポを作る等)に取り掛かることができました。





作業の様子

kimission2




で、進捗状況報告会



kimission3




発表後、高校生から「オゾン層は50年で自然に修復されるんだから」という突っ込みが入ったので反論したかったんですが、ここでTAが反論するのも大人気ないなと思い抑えました。が、さらにTAの方が再び同じようなコメント(アドバイス的なやさしいものでしたが)が入ったのでここで「今後オゾンホール問題が再び起こらないとも限らないので価値のあるミッションだと思う」反論しました。(大人気なかったかな。。。)



そんで夕食後、突っ込まれたところの調査。

自分は、宇宙空間での紫外線量を調べてる子について一緒に調べてましたが、自分もわからないことだらけなんでとても勉強になりました。さらに調べていると、オゾンを生成する紫外線Cは地表面にとどかないことが判明。

これまで「宇宙でやんなくてもいいじゃん」というツッコミに対して強く反論することができなかったのだが、このミッションを宇宙でやる価値がある! というか宇宙でしかできない!



で、自分の知識をその子に全て伝授して、この日終了。



マジ疲れたーーーーーーーーーーー。



そして終わったときの爽快感。というかテンション上がりまくり。

興奮しすぎて帰り道を(素で)間違えたり、信号でエンストしたりしました。。。



明日もがんばります。