yumulog

北海道の大学教員/情報科学研究者の日記

「原発」と「反原発」の行く末


原発の話は、専門家じゃないし情報収集もちゃんとしてるわけじゃないし、素人が口出すのもどうかなと思ってあれこれ言うことは避けてきたが、これから数年でこうなっていくんじゃないかなというものはなんとなく頭の中に浮かんでいるので、書きだしてみる。


もう7月も下旬に入り、暑い日もあったが、今のところそこまで電力が逼迫せずに過ごしている。8月に入りもっと暑い日が続けば数回くらいは計画停電があるかもしれないが、計画停電は春に経験済みなので、それほど大混乱は起こらないだろう。


そんな感じで今年の夏は乗りきれるだろう。乗りきれるだろうが、消費電力の高いエアコン等を落として、少し我慢して節電するというのはやっぱり応急処置的なやり方でに過ぎず、いろいろ非効率な点がある。


来年になれば、今年の夏を経験したノウハウが蓄積されるので、電力運用はかなり改善され、それほど我慢を強いずとも供給電力の範囲でやりくり出来るだろう。数年も経てば、特に意識しなくても今までと変わらないような生活がおくれるようになるだろう。すると人々はこう思う。


「あれ、原発なくても意外とイケるんじゃね!?」


いまの原発反対派と推進派は、原発が「悪」か「必要悪」かで議論されている。推進派は、原発を使わない場合の代替手段を議論の主題としている。どちらにとっても、原発は無いに越したことは無いのだ。


原発を止めても問題ない状況になれば、そもそも何が問題だったか忘れ去られ、原発停止と自然エネルギーへの移行がスムーズに進むのではないかな。


素人の戯言ですので、参考程度に。