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北海道の大学教員/情報科学研究者の日記

電子書籍の衝撃


電子書籍の衝撃 (ディスカヴァー携書)

電子書籍の衝撃 (ディスカヴァー携書)

iPadの発売日が発表されて予約直前になり、いろいろと考えているうちに読みたくなったので、ラゾーナまでチャリを飛ばして買いに行った。

良くも悪くも期待通りという感じでした。

日本の今の本の流通形態ってもはや機能してなくてどうしようもないんだけど、電子書籍の登場でビジネスモデルごと正しい方向へ変えてくれるかな。まとめるとこういう内容でした。

iPadKindleの比較も当然しているのだが、端末スペックの話よりも、マージンとかのビジネスモデルの話。うん、そりゃそうだよね。現時点のスペックの話してもねえ。

セルフパブリッシングの方法の紹介。ISBNって既に個人で取れるので、Kindle用に勝手に出版することは既にできるのだ。

ちょっと前にiPod/iTunes が起こした音楽業界の変革を比較として登場させているのだが、音楽関連の部分がちょっと長い。書籍の本を読んでいることを忘れかける。音楽の部分は適当に読み飛ばせば伊いいと思う。


もうちょっと先のことを考えると、電子書籍とウェブページの境界ってどうなるんだろう。
本出すハードルが極めて低くなるとブログに記事書こうかな、電子書籍に書こうかな、と考えるようになるのだろうか。
今まさに twitter に書こうかな、ブログに書こうかな、となっているように。
で、とりあえずブログ(twitter)に書いて、溜まってきたら電子書籍(ブログ)にまとめるのだろう。