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北海道の大学教員/情報科学研究者の日記

コンドライト・エコンドライト

昨日、家に帰ってコーヒー牛乳を飲もうと冷蔵庫を開けると、あ、無い。リビングの床に出しっぱなし。



この時点 (0:30) では室温は常温。しかしこの日の昼の最高気温は23℃。昼に室温が上がってたとしたら、一旦暖められたコーヒー牛乳はやばいね。ただ、カーテンの断熱効果で室温はそこまで温度は上がってないという可能性も。



昼に部屋の温度が上がったか否かにコーヒー牛乳が飲めるかどうかがかかってる。



しかし、惑星物理研に1年在籍した私は、昼に温度上昇が起こったかどうか知る方法を知っている!





そう、隕石中の分化未分化の考え方を応用すればいい。

隕石にはコンドリュールという丸い粒が含まれているもの(コンドライト)と含まれていないもの(エコンドライト)があり、コンドライトは加熱されて融けたことが無いことがわかります。一度融けた隕石にはコンドリュールは残らないからです。





今回の場合、コンドリュールの役割をするのが部屋に置いてあったチョコ。チョコの形が崩れていなければ昼にそれほど温度上昇が起こらなかったといえる。





結果。



セーフ。





まあ、隕石の話を知らなくても気付きそうではありますが。