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北海道の大学教員/情報科学研究者の日記

プラズマの道

4年生なので卒業研究をして卒論を書かねばならぬのですが、今まで読んでた原始太陽系円盤の磁気粘性の論文はやめて、路線変更しプラズマの道へ進むことに決めました。テーマを決めてたわけではないので、路線変更というよりは自分が進む道を決めたという感じです。



プラズマといってもいろいろあります。その中から自分の研究対象を決めなければいけません。ですが自分が何に興味があるのかわかりません。決して何も考えてないわけではなく、一生懸命考えているのですが、二者択一を迫られてもどちらも面白そうに聞こえるし、自分の知識不足で研究内容がどういうものか判断できません。そんな優柔不断な自分に対し、やさしい重十先生はなんとか自分にぴったりのテーマを選んでくれました。赤道鉛直上に起こるプラズマの乱流についてです。論文も明日までに探してくれるそうです。

これだ!というテーマではありません。結局何を選んでも他の研究の面白そうなところを見て、あれもこれもやりたくなってしまうから。そんな自分には、これしかないっ!ていうテーマは存在しないんだと思います。そのことに気づけただけでもよかったとします。

非常に面白そうな研究テーマであることに疑いはないので、がんばります。



研究のため、というわけでもないですが家庭教師をやめることにしました。これから先、卒論発表などで忙しくなるのを懸念しての判断です。ただ忙しいだけなら自分ががんばればいいだけなのですが、受験生の家庭教師ということもあり向こうの方に迷惑をかけてしまうわけにはいきません。以前も度々日時の変更を行っていて、そのことに対してあまりいい気持ちはしていなかったと思うので、これから先そういうことが増えるかもしれないというふうに切り出してみました。

自分から願ったのでもクビにされたのでもなく、話し合いの末両者合意の結論です。1年間最後まで続けたかったという気持ちもあるし、研究への負担が減ってよかったという気持ちもあります。でもきっとこれでよかったんじゃないかと思います。



明日論文をもらった時が自分の研究生活の(再)スタートです。

教育実習でスタートダッシュに出遅れたあげく、いろんな道を模索してさまよい、プラズマへの路線変更で振り出しにもどりましが、明日からは自分の選んだ道を一直線に突っ走っていきます。



院試でもさらに時間をとられるでしょうが、院試が終わってから中間発表までの3週間は、本当に本当に死ぬ気でがんばります。自分の納得できる発表が出来なきゃ大学に通っている意味がないから。